それにしても、宮崎の本格焼酎といえば、とにかくその種類の多さに皆さんびっくりされます。当店の取り扱いだけでも約300種類。芋、 麦、米、そば、雑穀、それに栗、かぼちゃなど原料の違いに加え、ろ過をせずに原料のうまみを最大限に生かした無ろ過焼酎、樽貯蔵・ かめ貯蔵の長期熟成焼酎、蒸留の最初のいいとこ取りをしたハナタレ焼酎、蒸留したままで割水をしていない力強い味わいの原酒などなど。 そしてさらに、大小それぞれの蔵の特性を生かした新顔の焼酎も次々に登場しています。 だからこそ、 有名な銘柄だけに人気が集中してしまうのが、焼酎党の私としてはちょっと残念です。原料も、製法も、貯蔵法も、 味わい方も多彩なバリエーションをもつ焼酎は、知れば知るほど楽しみがひろがるお酒。せっかくこんなにたくさんの選択肢があるのですから、 もっともっとチャレンジして“自分好みのこの一本!”を発掘していただきたい、と願っています。そう、 宮崎の本格焼酎はそれだけふところが深いのです。
宮崎県の最南端串間市、そこは日本一を誇る食用甘藷「ことぶき芋(赤芋)」の特産地です。 又、宮崎県といえば芋焼酎のふるさとでもあります。 昭和60年に、串間市内の五つの蔵元で協業設立されたのが、寿海酒造協業組合です。 寿海酒造(協)では、ふりそそぐ太陽と豊かな土壌から生まれた赤芋を使ったこだわりの焼酎が生産されています。 当社は、昔より地元の人から「吉田しょちゅ屋」とよばれ、この大束の小さな蔵元で焼酎を製造販売しておりました。 現在は、寿海酒造(協)の一社として、赤芋を使った黒麹仕込みの焼酎にオリジナルネーミングを付け、ラベルは五代目おかみが一枚一枚手張りしてこだわりのいも焼酎として、この串間市より全国に発信しています。
2008年9月分(インプレッション数)